6日目(6/10) 山形 出羽三山~山寺~銀山温泉②
山寺
山寺の正式名称は宝珠山立石寺というが、山の斜面にお堂が点在していることから山寺と呼ばれている。
山頂までは1000段を超える急勾配の石段があり、参拝するというよりは登るという表現がふさわしい場所だ。
自分の体力で登り切れるのか不安に思いつつスタート。
山寺入口 最初から急勾配の石段
山寺に入ってすぐの場所にある根本中堂。
ブナ材建築では日本最古と言われている。
根本中堂
平地をしばらく進むと山門へ。
入口に参拝口ではなく、登山口と書いてあるのが面白い。
山寺名物の力こんにゃくを食べていざ登山開始!
山門
ここからはひたすら石段を登り続ける。
途中の看板を見ると「奥の院まで730余段」とあり、心が折れて座り込む。
しかし、通りがかった10歳程度の子供に頑張って!と声をかけられ登山再開。
子供でも登ってるのだから負けられぬ!!
心折られた看板 仁王門
急勾配が本当にやばい
気力で1時間以上登り続けとうとう山頂へ。
かなりしんどかったが無事にお参り完了。
北海道に戻ったらもうちょっと運動しようと心に決める。
奥の院 大仏殿
ここからは下山していくのだが、道中にある山寺の絶景ポイント開山堂&納経堂へ向かう。
左に見える小さなお堂が山寺を開いた慈覚大師を祭る開山堂、右側が写経を収める納経堂である。
切り立った断崖に立つお堂が美しい。
開山堂&納経堂
納経堂からわきにある階段を上ると五大堂へ。
ここは展望台のような作りになっており、眼下を一望できる。
五大堂からの景色
噂通りしんどかったけど、来て良かったと心から思った。
続く
6日目(6/10) 山形 出羽三山~山寺~銀山温泉①
車中泊も6日目、いよいよ本格的に腰が痛い。
せめて車内がフルフラットになればいいのだが。。。
ここには国宝五重塔があることで有名。
杉並木の参道を歩くこと10分、改修中の五重塔がありました。無念。
天然記念物の爺杉を写真に収めて次の目的地へ。
羽黒山 爺杉(1000年杉)
語るなかれ聞くなかれと戒められる神秘の神社で、勿論写真撮影も禁止、土足も禁止な上にお祓いをしないと入れないという厳しい場所。
社殿が無い全国でも珍しい神社であり、むき出しの御神体は必見。
東日本をぐるっと回ってきた中でも1,2を争うほどの神秘的な場所だった。
戒めがある為詳しくは語れないが、ぜひ1度行ってみて欲しい。
湯殿山の巨大鳥居
さて、出羽三山最後の1つ月山だが、8合目にある登山口駐車場から頂上にある神社まで徒歩3時間かかる鬼っぷりでさすがに諦めた(体力の限界)。
次の目的地は千段石段で有名な山寺である。
心の中でイメージトレーニングをしながら道中にあった月山湖で小休憩。
なんでもないけど、すごくいいとこだった。
月山湖
続く
5日目(6/9) 秋田 なまはげ~鳥海山②
なまはげを出た後は南に向かう。
目的は稲庭うどんだ。
稲庭うどんは日本3大うどんの1つらしいが、ググると日本3大うどんは5つある。謎。
こしがあって大変美味しかったが、亀田製麺と互角くらいだった気もする。
お腹も膨れたので更に南下し鳥海山を目指す。
土砂降りの中、超ぐにゃぐにゃ道を通って鳥海山の鉾立展望台駐車場に到着。
車内で読書をしながら待つこと2時間、とうとう雨が止んだので早速展望台まで徒歩10分の道を登り始める。
標高1150mの展望台から見る景色は雄大で素晴らしかった。
海難事故の供養と海上安全を祈り、岩礁に5年かけて彫られた石仏群である。
ちなみに羅漢は16体で合っているが、菩薩などを合わせると石仏は22体あった。
菩薩も仲間に入れてやって欲しいと切実に思った。
これ1枚で羅漢が4体いる
これにて秋田県の旅は終わり!
明日は山形県の出羽三山をめざすので、近くの道の駅庄内みかわで就寝。
明日は晴れるといいな。
今日の進行ルート
5日目(6/9) 秋田 なまはげ~鳥海山①
今日は朝から土砂降りである。
最初の目的地である男鹿真山伝承館が8:30オープンの為、久々に8時頃までゆっくり睡眠。。。と思ったが、車中泊ではそんなに寝れず車の中でだらだらしてた。
男鹿真山伝承館はなまはげに襲われる体験ができる貴重な場所。
しかもなまはげ館とセットで880円!安い!!
入場料を支払い、どきどきしながら説明を受ける。
注意点は1つだけ、なまはげは縦横無尽に歩くのでスマホを床に置くと踏みつぶされるそうな。
何それ怖い。
男鹿真山伝承館内部、ここでなまはげの登場を待つ
なまはげ襲われ体験はマジやばかった。
ごつい雷声とアップで迫ってくる鬼面に子供ならガン泣き間違いなし。
何故かなまはげに「お前は酒飲みすぎか?悪い子か??」と聞かれた。3回も。
もしやすげー酒臭かったのだろうか。。。お酒ちょっと控えようと思った。
なまはげ 思ったより怖い
男鹿真山伝承館を出た後は併設されているなまはげ館へ。
日本各地のなまはげが展示されていて、地域性の違いが面白い。
今回体験した男鹿真山伝承館のなまはげには角がなかったが、これは神の使いだかららしい。
言われてみると他のなまはげはほとんどが角があるようだ。
続く
4日目(6/8) 秋田 白神山地~八幡平~十和田湖④
抱返り渓谷(職質)
田沢湖を抜けた後は抱返渓谷へ。
ここには何度も振り返って見たくなるほど美しいと言われる、回顧の滝があることで有名なスポットである。
駐車場からはるか遠くに見えた真っ赤な橋を渡り歩みを進めること数分、滝へと続く遊歩道に差し掛かった所で、でかでかと「車上荒らし大量発生中」の看板が登場。
流石に怖くなり、泣く泣く来た道を引き返し車に戻った。
抱返し渓谷 橋の上から見た風景
車に戻った後、悔しいので回顧の滝の動画を探して1人にやにやと見ていた所(不審者)、窓をノックする人が現れる。
なんぞやと思い見てみるとなんと警察官。
生れてはじめての職質開始である。
今日の観光スポットはここが最後の予定で時間にも余裕があった為、しゃーないから警察官と色々とお話してみる。
よくよく話を聞いてみると、家出の可能性を疑われてて捜索願が出されていないか問い合わせをしているとこらしい。
そういうことならと確認が取れるまで旅の話を披露し、代わりに現地の美味しいものの話を教えてもらった。
田沢湖のだんごがテレビで紹介されるほど人気だったらしい!次は絶対食べる!!
15分ほどで警察の問い合わせも終わり、無事解放される頃にはすっかり仲良くなってしまったけど、さすがに記念撮影は断られた。残念。
驚いたけどいい旅の思い出になったもんだと思う。
その後は秋田市まで進み、本家あべやで比内地鶏のコースを食べた。
親子丼が最高にうまかった。
本家あべや 比内地鶏のコース
食事後は本日の寝床である道の駅おがへ移動。
最近できた道の駅で、24時間使える休憩所&コンセントがある素晴らしい場所。
でも疲れ果てていたので、そんな素晴らしさを味わうことも無く就寝。
本日の進行ルート
4日目(6/8) 秋田 白神山地~八幡平~十和田湖③
温泉を満喫した後は田沢湖へ。
田沢湖はたつこ姫伝説で有名な湖だ。
ざっくり伝説を解説すると、昔々たつこさんという美女がいて美しさと若さを永遠に保ちたいと神さまにお願いすると、北に沸く泉の水を飲めばいいとお告げがあった。
泉を探し当ててその水を飲むとたつこは大きな龍になり、田沢湖の守り神になりました。
っていう、いいんだか悪いんだかわからない伝説である。
個人的には大好き。
たつこ像 田沢湖
湖畔には御座石神社と漢槎宮(浮木神社)もあり、たつこと合わせて中々のパワースポットらしい(やはりパワーは感じないが)。
御座石神社では初めての茅の輪くぐりをやってきた。
スサノオのミコトの日本神話を起源とする神事で、茅でできた長径数メートルの輪っかを「祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸へ給へ」と言いながら右に左に潜り抜けるのだ。
1人でこんなんやってるとまじ不審者っぽいが、きっちりやってきた。
御座石神社
漢槎宮(浮木神社)は超ざっくり言うと湖に浮かんだ神社なのだけど、なんとご神体が流れ着いた流木なのである。
それで、別名浮木神社と呼ばれている。
昔の人の考えることはよくわからんけど、そーゆーとこけっこう好きである。
漢槎宮(浮木神社)
続く
4日目(6/8) 秋田 白神山地~八幡平~十和田湖②
盛岡、乳頭温泉
八幡平を出発後、昼食の為盛岡へ向かう。
冷麺とじゃーじゃー麺とどちらにしようか思いっきり悩んだ末、日差しがきついから冷麺に決定(単純)。
向かったのは超有名店のぴょんぴょん舎。
丁度時間もお昼時だったので行列覚悟で行ったのだがすんなり座れた。
やはりシーズンオフの旅はいいなぁ。
お味はシンプルながらもコクがあり、大変おいしゅうございました。
冷麺
お腹も満たされ元気いっぱいになったので温泉に向かうことにする。
目的地は超有名な乳頭温泉だ!!
不老不死温泉に引き続き名前がやばい。
この乳頭温泉、僻地にあると噂には聞いていたのだがマジで僻地だった!
国道から外れて乳頭温泉を目指す⇒別の温泉に着く⇒スルーして先に進む⇒別の温泉に着く⇒スルーして先に進む⇒乳頭温泉到着 と言った感じで2つの温泉街をスルーしながら一本道を進み続けるとようやく到着できるのである。
乳頭温泉では有名な温泉宿がいくつもあるのだが、今回は露天風呂が素晴らしいと噂の蟹場温泉をチョイス。
大自然に囲まれた本当に素晴らしい温泉であった。
蟹場温泉 右手が脱衣所、左手が温泉
続く